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従業員数11~500名

東起業株式会社

「採用など幅広い業務を任せたことで、部長職に集中できるようになった」東起業の土木部長に聞く、カチアルサポートの活用方法

採用・人事

東起業土木部部長・菅原氏 総務部・松本氏

利用プラン
スタンダードプラン+採用支援オプション
利用業務
複数の採用媒体の管理、求人ページの作成、求職者との連絡対応、社内用研修資料の作成、採用コンサルティング
導入の背景
人手不足への対策として採用を強化する中、兼任業務の負担増により、外部支援の必要性が高まった。
導入の効果
採用業務を委託したことで、本来業務に専念できる環境が整い、採用活動の質と効率が大きく向上した。

東起業株式会社は、地中送電線管路をはじめとする電力設備や上下水道、道路・橋りょうなど、さまざまな社会インフラの土木工事を手がける建設会社です。創業70年を超える歴史のなかで事業を多角化し、現在では建築や不動産、運輸事業も手がけています。

昨今の人材不足に対応すべく、採用活動を強化し始めた同社。しかし採用担当者が別の役職を兼任しており、採用業務に集中することが難しかったため、採用業務の支援をカチアルサポートに依頼することにしました。

この記事では、中途採用を担当する土木部部長・菅原氏と総務部・松本氏にインタビュー。カチアルサポートの活用事例と、導入前後の変化について詳しくお聞きします。

写真左:土木部長 菅原氏、写真右:総務部 松本氏


人材不足による採用強化。採用担当者のリソースがひっ迫

Q. カチアルサポート導入前に抱えていた悩みや課題について教えてください。

当社は2023年11月ごろから、採用活動を強化し始めました。日本全体の労働人口が減少し続けるなか、特に建設業界では人手不足が深刻化すると見込まれていたため、早めに対策を打とうとしたのです。

ところが、「採用を強化しようにも、採用業務を担う社員が足りない」という事態に直面しました。特に中途採用については、当初こそ土木部の私と私の上司、そして総務部の社員1人という3人体制で対応していたのですが、私以外の2人が退職してしまい、残るは私1人となりました。

私が採用活動の専任担当者であれば、1人でもなんとか業務を回せたかもしれません。しかし、私は土木部長として、社員の育成や現場の管理、発注者とのやり取りなどをメインに行っていました。それらの業務が忙しくなると採用活動にまで手が回らなくなってしまい、大きな課題を感じていました。

Q.カチアルサポートに採用業務を依頼するに至った経緯についてお聞かせください。 

「このままでは、せっかくの採用チャンスを逃すことになりかねない」と焦りを募らせていたころ、タイミングよくNTT印刷からカチアルサポートを紹介され、「とりあえず試してみよう」と始めてみたのがきっかけです。

特に魅力を感じたのは、複数の求人媒体での採用活動をまとめてサポートしてくれる点。当社が利用していたいくつかの求人媒体では、採用業務の一部をアウトソーシングできるオプションサービスがそれぞれで用意されていました。しかし、媒体ごとに依頼するとなると、当社にとっては手間も時間も余計にかかることになりかねません。だからこそ、各媒体の採用業務をまとめて対応してくれるカチアルサポートが、当社には一番合っていると考え、継続して利用することにしました。

複数の求人媒体を一括運用。求人ページの作成から応募者対応まで丸ごとサポート

Q. 具体的にどのような業務を依頼していますか?

当社には、採用業務を専門とするカチアルサポートの担当者が2人ついてくれているのですが、本当にいろいろな業務に取り組んでもらっています

最初は、媒体ごとに求人ページを作成するところからスタートしましたね。一見簡単そうなのですが実は難しい作業です。媒体によって記載項目や見せ方が異なるので、それぞれの体裁に沿った内容を用意する必要があります。一方で、それぞれの求人媒体で想定年収や福利厚生などの待遇は統一しなければなりません。そのため、各媒体の求人ページができた後は、それぞれの掲載内容に矛盾がないかも入念にチェックしてもらうようにしました。

次にお願いしたのが、求職者へのオファーメール文面の作成です。カチアルサポートは、当社の案件受注方針や求職者のタイプに応じて、さまざまなパターンを考えてくれました。たとえば、補修工事の分野に注力することを決めたときには、「補修工事経験者向けの文面にしましょう」などと提案してくれたり、求職者層を年代や経験ごとに3、4つほどのグループに分けて別の文面を作成してくれたりしました。さらにオファーメールに返信してくれた求職者に返事をするための文面までアイデアを出してくれました。しかも、これらのパターンを複数媒体ごとに作るわけですから、これまでに作成してもらった文面だけでも相当な数になりますね。

そして実は、作成したオファーメールを送付るところまで、カチアルサポートに行ってもらっています。オファーメールを送るだけでも、当社で行うには相当な業務量だからです。経験年数や資格有無などの複数の基準を組み合わせ、いくつかオファー条件のパターンを用意し、それに当てはまった全求職者にオファーメールを送ってもらうという流れにしています。

Q. 実際に使ってみて、どのように感じましたか。

まず、「1人では到底、ここまでできなかった」と感じましたね。

私はずっと土木工事の現場で働いてきたので、人材採用には求人媒体や人材紹介会社などさまざまな手段があるということすら知りませんでした。かつて一緒に働いていた2人の仕事を見ながらオファーメールの対応をしていましたが、今思えば土木部長としての仕事に追われて、文面にも十分こだわることができていなかったというのが正直なところです。要するに、採用活動を「やっている振り」はできていても、本気で人材を採用するために必要なことは「やり切れていなかった」のです。

だからこそ、カチアルサポートが本気で採用活動を支援してくれるのが心強いと感じました。採用業務全般を代行してくれるのはもちろんですが、一番ありがたいのは、第三者の観点で本音を言ってくれること。媒体の担当者は当社に寄り添ってくれる分、改善点を厳しく追及しない傾向にありますが、カチアルサポートは客観的な視点で課題や改善策を提案してくれるからです。カチアルサポートには各求人媒体の担当者との定期的な打ち合わせにも同席してもらっているのですが、そのおかげで採用活動をスムーズに改善できているように思います。


採用業務だけではない。資料作成や分析などさまざまな業務を遂行

Q. カチアルサポートを利用するなかで、印象的だった出来事はありますか?

どんな業務でも、断らずに取り組んでくれることですね。契約時間内であれば「何でもしますよ」と言ってくれるので、その言葉に甘えて採用以外にもさまざまな業務を依頼しています。

まずお願いしたのが資料作成です。入社後のビジネスマナー研修に使用できるようなパワーポイント資料を作成してもらったり、会社説明資料をアレンジしてもらったりしました。どうしても当社単独で作ると、構成が単調になりがちなので、画像やデザインを用いた見やすい資料を作ってもらえたのはありがたかったです。

また、当社は数年ほど前から外国人材の採用を開始したのですが、その外国人材の日本語力を確かめるための試験問題も提供してもらいました。他にも一次面接に合格した求職者向けの学力テストを作成してもらったこともあります。

さまざまな分析業務も、カチアルサポートにお願いしています。応募者数・内定者数などを求人媒体ごとに比較してもらったり、建設業界のイベントに参加したとき、他の参加企業の事業規模や採用条件を表にまとめてもらったりしたのがその一例ですね。このような分析資料は、今後の採用施策を考える上でとても参考になりました。

カチアルサポートの客観的なアドバイスが、自社の変革につながる

Q. カチアルサポートを導入して、どのような変化を感じていますか?

まず私自身、土木部長としての本来の業務に集中できるようになりましたね。特に朝、現場で発生した問題についてどのように対応すべきかと社員に判断を求められたり、発注者から質問が来たりしたときに、すぐに返答できるようになったのはありがたいです。もちろん以前もできるだけ早く返答するように心がけてはいたのですが、どうしても求職者とのやり取りを優先せざるを得ませんでしたから。

そして、まったく逆のことを言うようですが、「もっと真剣に採用業務に取り組まなければ」という緊張感を持てるようになったのも大きな収穫でした。私が1人で採用活動をやっていたときは、どうしても「今、部長の業務で忙しいから」と採用業務を後回しにしがちだったのですが、カチアルサポートから「オファー文面はこうしませんか?」「この求職者と面談してみましょう」と提案されるようになると、否が応でも採用業務に注意が向くようになります。

カチアルサポートは、採用業務の多くを代わりに行ってくれますが、人材を採用するかどうかの最終判断は当社がしなければなりません。私が経験則をもとにある候補者を断ろうとしていたとき、カチアルサポートから「どうしてオファー条件と合っているのに断るのですか」と率直に指摘されたことを今でも覚えています。カチアルサポートが本気で採用活動に臨んでくれるおかげで、採用活動に対する私の意識も高まったように感じます。

Q. 最後に、他の企業にもカチアルサポートを勧めたいですか?

採用業務に手が回らないなど、採用に課題を感じている企業にとって最適なサービスだと思います。特に当社のように、いわゆる「採用畑」ではない社員が、他のメイン業務と並行して採用業務を行っている場合は、求職者への対応の仕方や言葉遣いなど、細かいところまでアドバイスをもらえるので学べることも多いはずです。

私自身、メールの文面一つ取っても、言葉遣いが少し異なるだけで、求職者が受ける印象が大きく変わるということをカチアルサポートから学びました。そういった知識を活かしながら、今後は採用活動の質も上げていきたいと考えています。

また、客観的な視点でフラットに意見を言ってもらえるので、採用に限らず、新たなアイデアを求めている企業にもぜひ導入してみてほしいですね。自社だけで戦略や施策を考えていると、どうしても業界特有の価値観から抜け出せず、斬新な案が出てこないこともあるでしょう。だからこそ、社外・業界外の視点から意見をもらえる場を作っておくことが大切です。

私も、カチアルサポートにはそのような第三者的な観点を期待していました。2人の担当者は共に建設業界出身ではなかったので、「このやり方が建設業界では当たり前だから」といった固定観念にとらわれることなく、当社の課題やその解決策を考えてくれましたね。

そして、当社に伴走しつつも、当社を過剰に肯定しない姿勢もカチアルサポートの大きな魅力です。常に冷静に当社の状態を分析し、率直に問題点を指摘してくれるからこそ、当社の採用活動も良い方向に変わっていけたのだと思います。

何らかの業務課題を抱えていて、それに一緒に向き合ってくれるパートナーを探している企業は、ぜひ一度、カチアルサポートを試してみてください。

 




*上記ソリューション導入時期は2024年3月です。
*文中に記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、全て2025年2月時点(インタビュー時点)のものです。
*上記事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。