「業務のアウトソーシングを検討しているものの、業者が多くありどこに依頼すれば良いかわからない」
業務負荷の増大や人材不足により、上記のようなお悩みを抱える企業は少なくないでしょう。
アウトソーシングを活用することはメリットだけでなく、デメリットも存在するため、慎重な業者選びが重要です。
本記事では、アウトソーシングを活用するメリットとデメリットを解説し、アウトソーシングにおすすめの企業を9社紹介します。アウトソーシングを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
アウトソーシングとは、自社の業務の一部を外部に委託することです。アウトソースや外部委託と呼ばれることもあり、人手不足が深刻化する現在では企業規模を問わず注目されています。そこで本章では、アウトソーシングの基本的な内容を解説します。
アウトソーシングの種類
アウトソーシングに依頼できる業務
アウトソーシングが注目される背景
アウトソーシングのメリット
アウトソーシングのデメリット
アウトソーシングの種類は、基本的にBPO、ITO、KPOの3つに分類されます。
アウトソーシングの種類 | 内容 |
BPO | 人事・総務・経理業務などバックオフィス業務のアウトソーシング |
ITO | IT、情報システム業務のアウトソーシング |
KPO | 情報収集、解析など高度な知的処理業務のアウトソーシング |
BPOはバックオフィス業務全般のアウトソーシングであり、幅広い企業で活用されています。そしてITOはIT関連業務のアウトソーシングを指す言葉で、主に情報システム部門の業務代行を行います。
KPOは市場調査や研究開発など、高度な知識と処理が求められる業務のアウトソーシングです。KPOを必要とする企業は多くないものの、高度な内容の業務を外部委託で解決できるため依頼するメリットは非常に大きいといえます。
アウトソーシングに依頼できる業務は、依頼先の企業により異なります。一般的には定型化された業務や専門知識を必要としない業務は比較的アウトソーシングがしやすいでしょう。アウトソーシング可能な業務の例は以下の通りです。
業務 | 具体例 |
庶務 | ・データの入力・整理 ・備品管理 ・発送作業 |
営業事務 | ・見積書・提案書の作成 ・顧客データの管理 ・受発注処理 |
経理 | ・請求書の発行 ・記帳(会計システム入力) ・入出金管理 ・経費精算 ・年末調整 |
人事 | ・採用(求人媒体リサーチ、面談調整、合否連絡など) ・各種研修 ・入社や退職の手続き |
労務 | ・勤怠管理 ・各種保険手続き ・福利厚生管理 |
カスタマーサポート | ・電話応対 ・メール対応 ・チャットサポート |
IT関連 | ・ITヘルプデスク ・システムの運用・保守・トラブルシューティング |
一方で、高度な専門性や機密性を要する業務、企業の経営戦略に直結する業務は、アウトソーシングが難しいとされています。
ただし、近年では、専門性の高い人材を擁し、幅広い業務に対応可能なアウトソーシング企業も増えてきています。そのため、具体的な業務内容に応じて、適切なサービスを提供してくれる企業を選択することが重要です。
アウトソーシングは、次のような理由から多くの企業で注目されています。
人材不足が深刻化しているため
事業変革が求められているため
それぞれの理由について、詳しくみていきましょう。
これまでも問題視されていた人手不足は常態化しており、企業規模を問わず深刻な問題となっています。独立行政法人 労働政策研究・研修機構が発表している「主要労働統計指標」によると、2024年6月時点で大企業、中堅企業、中小企業すべてで人手が不足しているとの結果が出ています。
2024年9月時点の予測でも人手不足の状況は続くことから、さらに困難な状況が継続していくといえるでしょう。
そうしたなか、注目されるのがアウトソーシングです。アウトソーシングで柔軟に業務を委託し、社員の業務負荷を減らして人材流出を防ぐことができれば、人手不足の対抗策となりえます。
現代ではリスク管理のため多様な事業を展開する企業が増えてきており、柔軟に動ける人材が多数必要とされています。また、事業構造の変化にあわせ、急速な変革を求められる企業も少なくありません。しかし人材確保が難しい現在、さまざまな業務に即時対応できる人材を採用するには時間がかかります。
そこで、依頼後すぐに業務を委託できるアウトソーシングが注目されています。アウトソーシングなら人材採用の手間なくスピーディに業務を進行できるため、採用に割ける時間が少ない企業でも活用できるでしょう。
アウトソーシングを利用するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
アウトソーシングを利用することで、企業は社員の採用や教育にかかるコストを削減できます。
新しい社員を採用する際には、求人広告費や面接を実施する担当者の時間が必要です。また、採用後の研修や教育にも時間とコストがかかります。
アウトソーシングを利用することで、これらの工程を省略し、即戦力として活用できる人材を外部から確保することができるため、採用コストや教育コストの削減につながります。
加えて、福利厚生や社会保険など労務管理に関わるコストを抑えられるだけでなく、急な休職・退職に備えて余剰な人材を抱える必要がないといったメリットもあります。
コア業務とは、戦略立案や営業活動など、直接的に企業の利益や売上を生み出すための業務を指します。企業の成長のためには、社員がいかにコア業務に時間を割くことができるかが重要といえます。しかし、各種データ管理などの事務作業に追われてしまったり、複数の業務を兼任していたりすると、コア業務に割ける時間が減少してしまうでしょう。アウトソーシングを活用して、事務作業などの定型業務は外部に依頼することで、自社の社員がコア業務に専念できる時間を生み出すことができます。
業務代行の利用により、企業は専門的な知識や技術を持つ人材を効果的に活用することができます。特定の業務において高度な専門知識が必要な場合、内部でそのスキルを持つ人材を育成または採用することは難しい場合もあり、時間とコストもかかります。
業務代行の事業者では、それぞれの分野に特化した専門人材が在籍しており、企業は必要な時にそのスキルを活用することが可能です。
外部の専門人材のノウハウを取り入れることで、業務の質と効率の向上も期待できるでしょう。
一方でアウトソーシングの利用にはデメリットも存在します。
コミュニケーションの負担
社内へのノウハウ蓄積が困難
それぞれ詳しくみていきましょう。
バックオフィス代行業者によっては、リモート環境でのサポートとなる場合もあります。その場合、口頭での業務依頼や指示がしづらく、チャットツールやWeb会議などを利用して情報共有をする必要があります。
特に、すぐに連絡が取れないと急ぎの対応が必要な際に遅延することもあります。その場合、顧客にも迷惑がかかってしまうため、事前に対応方法や要する時間など、代行業者とすり合わせをしておきましょう。
バックオフィス代行を利用することで、自社の社員が該当の業務を経験する機会が少なくなり、社内にノウハウが蓄積されない可能性があります。自社の社員で急遽業務を行うことになった場合、やり方がわからず、スムーズに業務を進められなくなることもあるでしょう。
また予算との兼ね合いで長期間、代行業者を利用し続けられない可能性もゼロではありません。万が一、自社で対応する必要が出てきた場合に備えてマニュアルは完備しておくと安心です。
アウトソーシングのメリットを活かすには、依頼先の企業選びが重要です。そこでここからは、アウトソーシング企業の選び方を具体的に解説します。
担当者とのやりとりはスムーズにできるか
トラブル時の対応について丁寧な説明があるか
依頼したい業務と企業の得意分野はマッチしているか
見積もり金額は相場の範囲内か
セキュリティ対策は万全か
アウトソーシングを行ううえで、担当者とのやりとりはとても重要です。コミュニケーションが不足していたり、スピード感が足りない状態ではミスにつながることも少なくありません。アウトソーシングの中にはチーム体制で提供しているサービスが多くありますが、コミュニケーションロスにより依頼業務の責任所在が不明確になってしまうと、誰にも対応されずに放置されてしまう可能性もあります。
そのため、まず担当者とのやりとりがスムーズにできるか、そして実際に働くスタッフはコミュニケーション面でどのような工夫をしているのかを慎重に確認しましょう。
トラブル時の対応についても、依頼前に確認が必要です。特に顧客に直接かかわる業務では、個人情報の流出などのトラブルも考えられます。トラブルにより信頼が大きく低下すると経営にも影響するため、トラブル時の連絡先、対応スピード、対応内容を確認しておきましょう。
アウトソーシング企業によって、対応可能な業務や得意分野は異なります。どのような業務を得意としているか実績を確認したうえで、自社のニーズとマッチしている企業を選びましょう。
アウトソーシング企業の得意分野は、公式サイトに明記してあります。記載がない場合、過去の実績からどのような業務への対応を行ったのか確認してみてください。
アウトソーシングには費用がかかるため、見積もり金額も重要です。予算の範囲内で無理なく依頼できるか、実際に見積もりを取って確認してみてください。長期のアウトソーシングでは、わずかな金額の違いも大きくなります。
なお、相場より非常に安いサービスは魅力的であるものの、口コミや実績に不安がある場合は依頼を避けることも重要です。また、担当者の対応が良くないと感じる場合も、慎重に検討しましょう。
業務を委託するうえでは個人情報を扱うことも多くあるため、セキュリティ対策が万全かどうか慎重なチェックが必要です。個人情報の保護について公式サイトで明記されている、もしくはセキュリティについてしっかりと説明されている企業を選びましょう。
アウトソーシングを成功させるには、依頼前の社内調整も重要です。そこで本章では、アウトソーシング企業に依頼するまえにしておくべき工夫・コツについて解説します。
アウトソーシングの目的を決める
依頼する業務範囲を明確にする
社内への周知を徹底する
アウトソーシングで失敗しないために重要なのは、目的を明確に定めることです。人手不足により一時的に業務を依頼するのか、長期的に外注するのかでは、適切な依頼先が異なります。長期的な依頼を検討している場合、どこかの段階で自社内に業務を戻すのかどうかも事前に話し合っておくべきでしょう。
また、アウトソーシングにより生まれた余裕でコア業務に集中する、という目的で依頼する企業も少なくありません。しかし、実際に依頼してみたものの、業務の優先度が明確になっておらず、結局あまり変わらないという状況の企業もあります。そのため、アウトソーシングをする際は、コア業務のなかで優先順位を決めて方針を定めることで、スムーズに優先度の高い業務に着手できる体制を整えておきましょう。
アウトソーシング先へのスムーズな依頼のため、依頼したい業務を明確にしておきましょう。実際に現在業務を行っている担当者とも話し合い、どこまで外部に委託するのか決めておくと業務引き継ぎ後のトラブルを減らすことができるでしょう。
また、依頼する業務範囲と依頼費用についても検討が必要です。複数の業務を依頼する場合、一つひとつの業務を別途依頼するより、月額制で複数の業務に対応できるアウトソーシング企業を選ぶと良いでしょう。
アウトソーシングにより業務の内容や担当者が変更になる場合は、社内周知の徹底も欠かせません。突然業務の一部を切り取り、アウトソーシングをすると社内が混乱する場合もあります。
アウトソーシングをきっかけとして従業員の不満が溜まり、離職につながる恐れもあるためアウトソーシングの目的や期間、アウトソーシングする業務については丁寧に説明を行いましょう。
アウトソーシングでは、依頼先企業の報酬体系に応じたさまざまな費用が必要となります。ここでは費用面が気になる方向けに、アウトソーシング企業の基本的な報酬体系を解説します。
月額制
従量課金制
ハイブリッド制
月額制は、毎月一定の金額を支払う報酬体系です。アウトソーシング企業の多くは月額制の料金体制を取っており、毎月定額ですが選択するプランに応じて金額が変わることもあります。
月額制の場合、実際のアウトプットの品質に関わらず契約が続く限り料金が発生します。そのため、アウトソーシングしても成果が感じられない場合、費用対効果が見合わないと感じることもあるでしょう。
ただし、月額制であれば複数の業務をまとめて依頼できるケースも多く、アウトソーシングしたい業務が複数ある場合であっても非常に魅力的です。お試しプランを用意しているアウトソーシング企業もあるため、不安な場合はまずお試しをしてみると良いでしょう。
実際に行った業務を基準にして、その都度報酬が発生するのが従量課金制です。完全従量課金制のアウトソーシング企業は少ないものの、メール返信や電話対応など定型的な業務を従量課金制で請け負っている事業者も存在します。
従量課金制では、依頼する内容が増えるほど支払う報酬が増えてしまうことがデメリットです。複数の業務を依頼した場合、それぞれで料金が発生するため想定以上の出費となる恐れがあります。
ただし、アウトソーシングがうまくいかず成果が出なかった場合の費用の負担を抑えられます。営業、採用など成果が出たかどうかが明確な業務については、従量課金制での依頼を検討してみてください。
月額制と従量課金制を組み合わせたものが、ハイブリッド制です。依頼内容によっては月額制と従量課金制のメリットを両方活かせるケースもあるため、まずは見積もりと詳しい料金体系を確認しましょう。
ただしハイブリッド制では、支払う報酬の計算が複雑になります。そのため毎月の出費が読めず、想定以上の費用がかかることもあるでしょう。ハイブリッド制で依頼するときは、毎月の金額確認を早めに行っておきましょう。
ここからは、アウトソーシングに対応しているおすすめ企業を9社紹介します。バックオフィス業務全般を依頼できる企業から専門性の高い業務を依頼できる企業を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
バックオフィス業務全般を依頼できる企業
カチアルサポート|NTT印刷株式会社
CASTER BIZ assistant|株式会社キャスター
フジ子さん|BPOテクノロジー株式会社
i-STAFF|ファイブスターネット株式会社
専門性の高い業務を依頼できる企業
Remoba経理|株式会社Enigol
ネオキャリア|株式会社ネオキャリア
セイヤク|株式会社ウィルオブ・ワーク
情シスSourcing|ハイブリィド株式会社
インバウンドテック|株式会社インバウンドテック
カチアルサポートは、経理・営業事務・人事/採用・秘書・クリエイティブなどさまざまな業務を自由に組み合わせて依頼できるサービスです。料金も月額制でわかりやすく、依頼したい内容が複数ある場合におすすめです。
また作業スタッフは必ずサービス提供元拠点に出社して対応することから、セキュリティ面でも安心して利用できます。
なお、カチアルサポートを運営するNTT印刷株式会社は、NTTグループの一員という高い信頼性もあります。
サービス名 | カチアルサポート |
費用 | 初回限定エントリープラン 43,000円/月(税込 47,300円) 月内利用時間12時間、契約月数3ヶ月 ライトプラン 55,000円/月(税込 60,500円) 月内利用時間12時間、契約月数3ヶ月 スタンダードプラン 118,000円/月(税込 129,800円) 月内利用時間30時間、契約月数6ヶ月 プロプラン 106,000円/月(税込116,600円) 月内利用時間30時間、契約月数12ヶ月 |
業務範囲 | 秘書、営業事務、経理、採用・人事、クリエイティブ、簡易翻訳、リサーチ 等 |
特徴など | ・稼働時期、業務内容の自由な組み合わせ ・厳しい採用過程を通過した正社員のアシスタント ・マニュアル不要で業務を依頼可能 |
出典:CASTERBIZ
株式会社キャスターが運営するオンライン秘書サービスです。大手企業の導入実績もあり、費用は6ヶ月プラン132,000円と今回紹介する企業のなかではサービス提供価格が最も高価格ですが、クオリティが高く安定した業務に定評があります。
チャットツールで連絡を取り合うこともでき、急な業務でも安心して任せられます。さらに、訪問型業務も対応しており、幅広い業務を依頼可能です。
サービス名 | CASTER BIZ assistant |
費用 | 10時間/月から利用可能(時間追加、カスタマイズ可能) 10時間/月 1か月プラン 46,000円/月(税込 50,600円) 10時間/月 6か月プラン 41,000円/月 (税込 45,100円) 10時間/月 12か月プラン 37,000円/月 (税込 40,700円) 30時間/月 6か月プラン 132,000円/月 (税込 145,200円) 30時間/月 12か月プラン 120,000円/月 (税込 132,000円) |
業務範囲 | 秘書、事務、人事、経理サポート、翻訳、制作、SNS運用サポートなど |
特徴など |
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参考:CASTERBIZ
BPOテクノロジー株式会社が運営するオンラインアシスタントサービスです。各分野に特化したスタッフが在籍し、オンラインでの業務依頼が可能です。業界水準より低い月20時間で62,700円からスタートできます。導入に向けての不安がある場合は、無料トライアル(2時間分)を利用できどのような業務を依頼できるか、クオリティに不安がないかなど、事前に確認できるのも魅力の一つです。1ヶ月単位での利用もできますので、短期プロジェクトだけ利用するといった柔軟な利用も検討できます。
サービス名 | フジ子さん |
費用 | 20時間/月 57,000円(税込62,700円) 30時間/月 84,000円(税込92,400円) 50時間/月 120,000円(税込132,000円) ※2時間/週の無料トライアルあり |
業務範囲 | 経理、秘書・総務、人事、Webサイト運用など |
特徴など |
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出典:i-STAFF
ファイブスターネット株式会社が提供するオンライン秘書サービスです。多段階の採用プロセスと、各専門業務の複数テストを通過したアシスタントのみが在籍しています。
また、サービスに満足できなかった場合の返金保証もあるため、安心して利用できます。
サービス名 | i-STAFF |
費用 | 30時間/月から利用可能 3か月プラン 114,000円/月(税込125,400円) 6か月プラン 93,000円/月(税込102,300円) 12か月プラン 81,000円/月(税込89,100円) カスタマイズプラン 要問い合わせ ※3時間/週の無料お試しプランあり |
業務範囲 | 秘書業務、経理、Webサイト運用、人事、営業アシスタントなど |
特徴など |
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参考:i-STAFF
株式会社Enigolが提供しているRemoba経理では、経理業務全般をまとめて依頼できます。担当するのは独自の研修をクリアした経理プロフェッショナルであり、高品質なスタッフが揃っているため経理業務を一括で任せることも可能です。
また、業務の進捗はオンラインで共有されることから、業務の状況が見えやすい点もメリットです。経理業務に割ける人材がいない、とお悩みの方はRemoba経理を検討してみてください。
サービス名 | Remoba経理 |
費用 | 6カ月プラン:月額200,000円 12カ月プラン:月額180,000円 トライアルプラン:要相談 |
業務範囲 | 請求書の発行、入金確認、経費精算、月次決算、支払い業務など |
特徴など | 独自の研修をクリアした経理プロフェッショナルが担当 月額制でかかる金額の予想がしやすい |
株式会社ネオキャリアは、採用代行(RPO)を実施している企業です。ノウハウがある、実績が信頼できる、導入したいサービスとして3冠を達成しており、人材採用のアウトソーシングにおいては高い知名度を誇ります。実際に同社の採用支援実績は年間10,000社以上であり、多くの企業を支援した実績があります。
株式会社ネオキャリアに依頼できる業務は、採用全般です。採用計画の立案も依頼できるため、採用のノウハウがなく悩んでいるスタートアップ企業にもおすすめです。
サービス名 | ネオキャリア |
費用 | 要相談 |
業務範囲 | 採用計画立案、応募者対応、選定、内定・入社サポートなど |
特徴など | 採用代行を行う拠点が5カ所 一定のセキュリティ基準をクリアしたセンターで対応 |
株式会社ウィルオブ・ワークのセイヤクは、さまざまなアウトソーシングサービスを組み合わせながら案件成約を狙うサービスです。営業リストの作成など細かい作業からインサイドセールス、実際の商談獲得にも対応しており営業経験を持つ人材が少ないときも安心です。
また拠点が全国に50カ所以上あり、幅広いエリアでサービスが利用できる点も魅力です。事業所が地方にあり、代行サービスをなかなか利用できないとお悩みの方は、ぜひセイヤクを検討してみてください。
サービス名 | セイヤク |
費用 | 要相談 |
業務範囲 | 営業リストの作成、クロージング、インサイドセールス、商談獲得など |
特徴など | 専門チームが業務課題に合わせた対応を提案 独自の研修を受けた正社員スタッフを配置 |
ハイブリィド株式会社の情シスSourcingは、情報システム業務を半日から依頼可能なサービスです。軽い業務でも低コストで気軽に依頼できることから、時期により負荷が大きく変動する業務のアウトソーシングにおすすめです。
また情シスSourcingには月額制だけでなくチケット価格プランがあり、必要な時だけ頼みやすい点もメリットです。短期のアウトソーシングを希望している方は、情シスSourcingを検討してみてください。
サービス名 | 情シスSourcing |
費用 | チケット価格プラン1チケット(0.5人日):19,800円〜 月額固定価格プラン:月額400,000円 |
業務範囲 | 企画、開発、プログラミング、運用、保守など |
特徴など | 1チケット半日から依頼可能 小規模業務にも対応 |
インバウンドテックは、主に多言語のコールセンター対応を行う企業です。希少言語もまとめて対応できるため、海外の顧客が増えてきたときも安心できます。
また、コールセンター業務全般に対応しており、サポートデスク、クレーム対応もスピーディに任せられる点が魅力です。最短4営業日で対応を依頼できることから、すぐにコールセンターの設置が必要な企業には特におすすめです。
さらに官公庁、自治体での導入実績も豊富でセキュリティ面での信頼性が高い点もメリットといえます。
サービス名 | インバウンドテック |
費用 | 月数万円〜(要相談) |
業務範囲 | コールセンター業務(サポート、受付、クレーム対応など) |
特徴など | 24時間365日対応できるセンターを保有 最短4営業日で対応可能 |
今回は企業にアウトソーシングを依頼する際のポイントやおすすめの企業などについて紹介してきました。
<記事まとめ>
アウトソーシングのメリットは大きく、注目が集まっている
アウトソーシング企業選びは企業の得意分野と実績の確認が重要
ただし依頼先に丸投げの状態ではノウハウの蓄積もできず、社内が混乱することもある
アウトソーシングの際には担当スタッフとのコミュニケーションを重視し、スムーズに業務を委託できるよう工夫する
今回紹介した選び方をチェックしつつ、依頼する業務の範囲や依頼の目的を明確にしたうえで前向きにアウトソーシングを検討してみてください。